自分用雑記帳

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アニメレビュー ガンダムユニコーン

TVでUCをやってたので我慢できずamazonで全部借りてみてみた。
解説とかありきたりすぎるので自分視点でのレビュー。

ネタバレは全開です。
※小説版は読んでません。

 

 

 1.バナージの魅力
UCを実際に見てない状態でのバナージのイメージって「うてませぇん!」だけど実際にOVA版でそのシーンを見た時は笑うどころか半泣きで見てた。
ロニ・ガーベイが最終的に死ぬという所は知っていたので、バナージとどういう絡み方をして「うてません」に繋がるのかじっくり見ていたけど、殆ど絡みがないどころか人間扱いすらまともにされてなかったから本気で今後の展開を心配したよ。
でも今まで殆ど知りもしないロニをNTで理解してやっぱり打てなくなるっていうのはジオン・ズム・ダイクンが提唱した「お互いに判り合い、理解し合い、戦争や争いから解放される新しい人類の姿」っていう理念そのものだよね。
バナージ達は戦う前にロニが虐殺する様を見て止めるべきだ、とか許せない、とか言うわけだけどそれはバナージ自身が虐殺されている人達を理解して言っている訳じゃない。
言ってしまえば常識や正義感というような自分以外の言葉で物事を喋っているからどうにもピンとこなかった。
その点で言えば逆にロニ相手には直前まで殺す気でリディとタッグを組んだにもかかわらず、NTが勝手に発動してしまい、深い部分でロニを理解したから急に打てなくなる。
今までのNTって言えば背中に目をつけたりファンネル動かしたり何の光!を出したりするトンデモ兵器でしかないイメージだったけど、バナージはNT能力で分かり合ってしまうからこそ生まれる葛藤を見せてくれた。
NTという曖昧な単語を理解させてくれたのはあのシーンだからこそ、NTで理解してもやっぱり倒すって流れになってたらバナージの事はどうしても好きになれなかったと思う。

 

2.笑ったのは同じくEP4
多分皆は笑わなかったかもしれないけど、一番笑ったのはロニ戦前の戦場に飛び込む前にキャプテンと殴り合うシーン。
砂漠で意地を張りながらも歩き続けたり、まさに親子のような関係の二人がお互いを尊重しあいながらも譲れない所でやっぱり意地を張りつつも、話し合いが終われば後に引かない所は男同士らしい付き合い方だよね。
でもバナージがあまりにも容赦なく殴る蹴るするもんだから正直笑いがこらえられなかった。

 
 3.理想の姫様
「やってみせなさい」
姫様といえばアイドルタイプの優しいお姫様やミネバのように凛々しいお姫様がいるけど個人的にはミネバみたいに凛々しいタイプが好みだ。
男ってどこかに試される事を求めることがあるから、信頼しているからこそ多少無茶なことを言われるのが好きだよね。
もちろんただ無茶振りをされるだけじゃ面白くないけど、ミネバはガランシェールに助けてもらった後にちゃんと「苦労をかけました」と言えるような人だから、この人についていこうと思える。

もちろん姫様というカテゴライズを抜きにしても芯のあるところを見せる女性ってのはとても魅力的だしもっと増えてほしいよ。


4.リディ

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未だにこのAA見ると笑うけどEP7のリディがいないとバナージが事あるごとにいう「マシンに呑まれるな」って言葉の意味が理解出来ないんだよね。
何よりリディみたいに惚れた女にがむしゃらに好きだって言い続ける姿勢は好きだよ。

(アルベルト・ビストはその逆でずーっと言わない)

好青年でスマートな第一印象からの泥臭さも今思えば結構面白いし。

最初にコクった時とかミネバに完全にドン引きされてるし普通ならトラウマになるけど、リディは過去に囚われないキャラだから何度もアタックして、最終的にはバナージを認めるのは男の子らしい。